最高級のみかんつくりめざして! 一生園みかん

一生園みかん

のびのび農法

美味しいみかん作りのためには、・・・

≪橋本式 木洩れ日剪定・のびのび農法認定農園≫

美味しいみかん作りのためには、十分な光と水、そして土壌の3つの要素が必要です。豊後水道に面したリアス式海岸の中にある愛媛県八幡浜市向灘(旧矢野崎村)の地形は、まさしくみかん栽培に適した地です。しかし、その恵まれた環境にただ甘えることなく、私たちは開園以来、除草剤使用を100%断ち、年間を通じて園内全面に亘り草刈り機による除草を続け土壌維持に取り組んでいます。

一生園は【みかん人(びと)橋本博幸氏】に師事し木洩れ日剪定を導入、年間を通して樹の幹元に至るまで程好い光を入れて風通しを良くすることで減農薬を実現しました。また徳島県勝浦郡株式会社東肥料製造所様の活性ぼかし配合有機発酵肥料を使用し十分な水分を与える橋本メソッドで育った園内のみかんの樹は毎年品質の高い元気な果実をつけてくれます。

みかんを作るのは百姓ではなく「みかんの樹」 百姓は「みかんの樹」のお世話係 私たちはいつもそう言う姿勢で柑橘栽培に取り組んでいるのです。

写真をクリックすると別ウィンドーで拡大表示します

収穫納め

前年11月下旬の早生みかんの収穫から始まる収穫作業は年末年始の南柑20号種
晩生種の完熟みかんの収穫を以って一連の農作業が一段落しますが、当園では早生みかんの収穫期から2月まで収穫に合わせてみかんジュース≪JUS DE MANDARINE≫の搾汁をしており、特に1月は搾汁量及び搾汁回数が多いので一番多忙な時期です。

剪定


温州みかん全種類の収穫が終わると、一年の役割を果たしたみかんの樹や土壌への次の準備が始まります。みかんの樹は休むことなく今を生きているので、常に環境を整えておくことが大切なことなのです。

収穫の完了した園地ではこの時期にしっかりと果樹剪定を行います。
特に木洩れ日剪定法によって地面にまで太陽の光が入るように枝を透かして行きます。

園地内では老齢化した大きい樹のリセットが成功し若々しく蘇っています。
現在、かつて脚立が必要だった大きな樹は大人が両手を挙げて届く程度まで樹高を下げ一定の高さに整いました。

また、毎年その目的と効率性を考慮しシンプルに生りカス枝を中心に切り上げ剪定することで作業性が上がり、しかも果実をつける母枝をしっかりキープすることが出来ます。

マシン油乳剤防除

木漏れ日剪定法を導入したことでマシン油乳剤のかけ漏れが殆どなく、その後も過剰な農薬を使用することもないので安全です。それだけにこの乳剤は樹幹、枝、葉の裏まで丁寧にたっぷりと垂れるほどかけてあげます。(未剪定の果樹園では消毒のかけ漏れが多いため、結局対処療法的に何度も農薬を使用しているケースがかなり見受けられます)

開花

毎年ゴールデンウィークの頃になると可憐な白いみかんの花が咲きほころびます。
一般の農家では1本の木にほどよく、適度な間隔で実が生るよう蕾の枝を取って調整しますが、一年を通して木洩れ日剪定を続けている当園では特に摘蕾をすることはありません。ただ、一生園ではこの時期みかんの花を丁寧に摘み、2010年より設備したハーブオイル製造器で自家製のフローラルウォーターを作ります。

夏肥 ≪点撒き施肥≫

【本来の施肥時期は6月の中旬でしたが温暖化の影響で前倒ししています】

当園では年間を通して樹の幹元に至るまで程好い光を入れて風通しを良くすることで減農薬を実現しました。また株式会社東肥料製造所製活性ぼかし配合有機発酵肥料(窒素9:リン酸7:カリ6)を使用し十分な水分を与える橋本メソッドを実践
この時期に撒くことで梅雨に入ると肥料の発酵始まりみかんの樹に夏の水不足にも耐える力を与えます。

除草


暖かかくなるとあっという間に雑草みかん畑の地面が見えなくなります。特に夏場は雑草の成長が早く、みかん畑の草を刈りを始めて終わるころには、始めに刈った畑ではまた伸びてしまっているほどです。しかし、春草、夏草それぞれに役割があるので一生園では雑草とも上手く付き合いながら適宜草刈りを続けます。
因みに開園以来全園地除草剤の使用を100%断ち、年間を通じて草刈機による除草を続けています。

摘果・剪定/灌水・消毒散布/除草



夏になると青々としたみかんの玉をつけ始めます。
果樹の上部、中部、下部と3:2:1の割合で摘果を行うことで、ミカンの木が玉のサイズをL玉M玉がバランスの良く揃えて行きます。
また、毎年同じように実をつけてもらうために、摘果の際も年間通じて枝の剪定も行っています。

灌水/防除・駆除
日照りが続く時には、みかんの樹が弱らないよう適宜灌水を行います。また、みかんの樹につくカミキリムシやカイガラムシなどの害虫や黒点病などの病気を防ぐため、登録農薬を安全使用基準に則って使用することもありますが、木洩れ日剪定で枝が透き風通しの良くなっている当園では春のマシン油乳剤による消毒が十分行き届き、また日々の観察で害虫等を見つけた場合は耕種的防除(剪定による駆除)により減農薬に成功しています。

この時期にはカミキリムシの幼虫が樹液を吸い果樹を枯らしてしまう原因になるのでので、特に樹の幹に木屑が出ていないか日々観察を怠らず、こまめに幼虫を見つけ駆除を続けています。

また一生園では摘果した青みかんを原料に、自家製のハーブウォーターと微量ながらも精油を取り出しています。

秋肥 ≪全面施肥≫


一般的なみかん農家では収穫後の12月末〜1月に、一年をかけて果実を実らせた木にお疲れ様という気持ちで肥料を上げるようですが、のびのび農法を実践している当園では収穫後の施肥は返ってゆっくり休もうとしている果樹にダメージを与えてしまうため、収穫前の10月上旬に肥料を撒き木に栄養を取ってもらいます。
この時期に施肥することで果実の味が増し、更に収穫後のみかんの樹にも蓄えた貯蔵養分で春に向けての力を養います。
使用しているのは有機発酵肥料活性ぼかし配合(窒素9:リン酸7:カリ6)窒素分が低下し光合成が弱まるため肥料を撒いて補います。

早生みかん 収穫


完熟して来た早生みかん(宮川早生)から収穫が始まります。
一年間のみかんの樹々と向かいあった結果が一玉一玉のみかんに反映される時です。
数多くのみかん園の中から一生園を指名頂いた皆様への感謝の気持を込めて出荷作業が始まります。
特に上皮の薄い早生みかんは僅かな生傷も腐敗の原因になるだけに、一玉一玉をしっかり撰果し丁寧に箱詰めした後、一生園撰果場からご注文頂いたお届け先へ直接配送されます。

南柑20号 収穫


早生みかんの時期が終わると、いよいよ南柑20号の収穫が始まります。
合わせて一生園が主目的としているみかんジュース≪JUS DE MANDARINE≫の搾汁を行っているので原料みかんの品質チェックに一番気をつける時でもあります。

そして次の成果に向けてPLAN DO CHECK ACTIONのサイクルでみかんの樹々のお世話が始まります。